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第3回 糖と麻薬作用について

このコーナーでは、糖質制限に関する専門家の見解を掲載しています。第3回は「糖と麻薬作用について」です。

<執筆者略歴> 
瓜生遥(うりゅうはるか)
ウェブデザイナー、プログラマーの社会人経験を経て看護師となる。
ケトジェニックダイエットアドバイザー
都内有名スーパー救急病棟勤務後、美容・アンチエイジング・ダイエットを通して糖質制限を知る。その後、今の糖質量の多いバランスの悪い食の在り方に疑問を持ち、現在の株式会社ソーシャルノードラボ専属看護師に就任。「もっと甘く、もっと美味しい」食の提供のため開発に入る。現在も、ケトジェニックダイエットをさらに深めるため日本ファンクショナルダイエット協会にて白澤教授のもと学び続けている。

 

糖の麻薬性や依存性-糖による癒し?-

糖に麻薬性や依存性があることはよく耳にしますね。
ですが、実際にどのような作用があるのか? 糖を摂取することでどのようなプロセスが働き、依存を引き起こすのかについては何となくしかわからないなぁ…という方が多いかと思います。

今回はちょっと皮肉な言い回しですが、何故甘いものを食べると癒されるのか?
糖の癒しのメカニズムをお話ししたいと思います。

例えば貴方が仕事や人間関係でイライラしたり落ち込んだ時、俗にいうやけ食いをしたとしましょう。甘いドーナッツやケーキ、ポテトチップス等の炭水化物を大量に摂取したあなたは、満腹感だけではなくホッとした気持ちよさ、多幸感と眠気等を感じボーっと何も考えられなくなってしまいます。
「あ~、幸せ…」とあなたの思考回路が停止します。
嫌な出来事も何もかも、あなたは考えられなくなってしまうのです。

この様な大量の糖質の摂取でなくても、糖を摂取することでホッとした経験、一度はあるのではないでしょうか? では、そんな幸せ絶頂のあなたの脳内では何が起こっているのか…早速見てみましょう。

 

脳内で起きていること-麻薬と同様のメカニズム-

糖を摂取したあなたの脳内では、オピオイドという物質の生産が促されます。このオピオイドという物質、なんだかわかりますか? オピオイドは医薬品にもあり麻薬(麻薬性鎮痛薬)指定されているもので、特に終末期のがん患者に対する激しい痛みを軽減するために使用される物質そのものです。

糖を摂取し生産されたオピオイドは、オピオイドレセプター(痛覚レセプター)にぴったりとはまり、痛みを遮断してくれます。さらに中枢抑制作用により眠気を誘うのです。

あなたを幸せにしてくれる物質はそれだけではありません。
エクソルフィン(グルテンペプチド、ポリペプチド混合物)という物質も、あなたのことを幸せにしてくれます。この物質はグルテンが分解してできたペプチドの複合体です。モルヒネ受容体に結合し、鎮痛作用やホワッとした恍惚状態を招いてくれます。さらに食欲増加の作用があり、拒食症の症状改善に使用されることがあるのですが…
エクソルフィンがない食べ物には満足できず、不快な禁断症状を引き起こすこともあります。

GAIN BRAIN(穀物脳)の著者、デイビット・パールマター氏の言葉の中に、このようなものがあります。
「GLUTEN IS THIS GENERATION’S TOBACCO」
グルテンは我々世代のタバコである。なかなかセンセーショナルな言葉ですが、なるほど!と思ってしまいますね。

さらにはドーパミンの生産をUPさせたりと、脳内では麻薬と同様のメカニズムが働きだします。麻薬同様に強い快感を与え、もちろん同様に依存性、中毒性を誘発するのです。糖の中毒性や麻薬用の作用は、ラットを使った実験においても証明されています。

あなたはストレスを感じ、ドーナッツを食べ脳内麻薬によって快感と多幸感、さらに心地よい眠気の中で癒されます。
脳はこの快感が忘れられず、次もまた糖を欲するのです。糖質やグルテンをやめたくてもやめられなくなる理由、そして癒される理由が解っていただけたのではないでしょうか。

 

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